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基本情報

教育学部 社会科教育

教授

内田 みどり (ウチダ ミドリ)

UCHIDA Midori

【連絡先】
電話番号:
FAX番号:
e-mail: midoriu[at]center.wakayama-u.ac.jp
URL:
【研究紹介】
研究テーマ:
  ラテンアメリカの軍政期人権侵害問題をめぐる歴史的記憶と国際人権法の進展

内容:
  ラテンアメリカでは、民主主義の経験を持つ南米南部諸国においても、1970年代から80年代にかけて民主政が崩壊し、軍事政権が過酷な人権侵害を行った。さらに、民政移管に当たり軍部が、あるいは文民政権が、それら人権侵害を免責する法律を制定し、加害者の処罰を不可能としてきた。そうした免責法を正当化する理由は、軍のクーデター阻止であったり、軍もゲリラも悪かったという「二つの悪魔」的歴史観であった。だが、米国の公文書公開や国外における裁判等での真相究明の努力により、軍事政権の人権侵害の実態が明らかになるにつれ、アルゼンチンでは「二つの悪魔」説には修正がみられ、免責法も最高裁で違憲判決が出るにいたった。ロンドン滞在中のピノチェト元チリ大統領(軍最高司令官)に対するガルソン判事の引き渡し要求は、人道犯罪に対する普遍的管轄権の議論を進展させた。ウルグアイでも、ヘルマン事件以来、軍政期人権侵害の問題が政治的イッシューとして浮上し、かつて刑務所に収監され「人質」となっていた元ゲリラの政治家と、クーデターを起こし「憲法秩序を破壊した」と非難された大統領の息子が大統領選挙で対峙するにいたっている。これらの問題が国際人権法の進展にどうかかわってきたか、あるいは国際人権法の進展がこれらの問題にどうかかわってきたか、や、国家自らがおこなった「不都合な真実」をどう記憶するか、という「記憶の政治学」といった観点から研究している。

キーワード:
  政党政治、ウルグアイ、軍事政権、人権侵害、歴史的記憶
【取得学位】
修士(法学) 課程 中央大学
【主な授業科目】
政治学、国際政治論、国際社会と環境問題、途上国の政治と環境問題
【セールスポイント】
南米南部諸国の軍政やウルグアイの政党政治等にかんする報道機関等のお問い合わせについては、分かる範囲でお答えします。
 

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